シンスプリント

シンスプリント

シンスプリント1.jpg シンスプリント2.jpgシンスプリントとは、運動によって発生した"むこうずね"の痛みの事をいいます。特に走る競技(その中でも短距離を多くやった時)の選手に多く発生します。

原因としては、①ウオーミングアップの不足②トレーニング強度を急激に上げた時③硬い路面や傾斜をランニングした時④ランニングのテクニック不足⑤足の骨格がランニングに適していない(負担が掛かり易い骨格)等が挙げられます。

症状としては、ふくらはぎの太い骨内側に鈍痛を感じ、痛みは運動によって増強します。また、痛む場所が腫れたり・押すと痛みが強くなったりします。(特別転倒やぶつける等はありません)

リスクとしては、放置すると痛みによってランニングが出来なくなったり、重度の場合脛骨(ふくらはぎの太い骨)の疲労骨折へと進展することもあります。

治療としては、急性期ではRICE処置(安静・冷やす・圧迫・挙上)が基本です。以後、患部の状態をみながら、炎症除去を目指した電気療法を行ったり、ふくらはぎ周囲筋肉の柔軟性を得るためのストレッチ、体の状態によってはバイオメカニクス的な骨格の評価矯正を行います。

競技復帰までの目安としては、症状の軽度強度はあるが、3~6週間が目安である。